昔話・伝説のマツイの池

久我

2009年06月27日 22:48

小学生の頃、3ガキ大将の1人だった久我はよく喧嘩や縄張り争いにも駆り出されてました。

他の領土に踏み入る事は少なかったのですが主にザリガニ釣りの時だけは違いました(笑)


当時『マツイの池』というものがあり、名前のまんま個人の敷地内であり、すり鉢状になってる危険な場所なので学校からも立入禁止を言い渡されています。

松井さん、手書き看板まで作って『あぶないよ』とか『ここはマツイの池です。かってに入らないで下さい。』とか書いたもんだから何時の頃からか妙な噂が独り歩きを始めました。


『あの池は人が沈んでる』
『それを知られたくないから立入禁止なんだ』
『マツイ(←意味はわからんが妖怪的扱いw)に捕まると殺される』
『マツイを○秒見詰めると呪われる』

などなど、松井さんを人とは思わぬ噂が跋扈(ばっこ)していました(笑)


ある日、いつもの様にビックリマンチョコを貰ってダラダラしてた時に[他の学校の奴らが領地(マツイの池)を荒らしてる]という情報が入り、マツイの池へ急行しました。


先に潜入していた仲間2人と合流出来ましたが…、どういう訳かマツイ(オッサン)もいます(汗)


息を潜めて話合い、敵の位置を探り当て、奴らの足元の水面めがけて小石を投げます。

マツイ一直線です。

我々はその場で固まって動かず、マツイの動向を見ながら脱出を謀りました。

逃げようとして(慌てて)池に片足落ちた子を助ける松井さん。

しかし意に反して『ぎぃゃあああっ!!!!俺、マツイに捕まっだぁー!!!!!!(泣)』と気が狂ったかの様に暴れ叫ぶ子供にテンションだだ下がりです。
可哀相な松井さん(笑)

後に『マツイは捕まえたニンゲンを喰うか殺すかして池に沈める』説が有力になってしまいました。
(それを食べてふえるからザリガニが大量に釣れるんだと小学生は一方的に納得です)


それでも懲りずにザリガニ釣りに行ってたのですが、学年が上がるにつれて興味が他に移ると、パッタリ池に行かなくなりました。

高学年になってから久々に行ってみると池は埋められていて、ソレを取り巻いていた亜熱帯を思わせる木々だけが残っていました。


マツイエピソードは盛り沢山ありまして、今となっては色々思う事がある体験なので、気が向いたらマツイ話を追加します。
子供って残酷ですよね(笑)

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