不思議話1:首吊り男
怪談話と表記しようか迷ったが、自分からすれば怖くもない話ばかりなので『不思議話』とする事にしました。
中には儀式的な事や、一般的にタブー視されている話もあるかも知れません。
心して欲しいのは『自己責任』で見るように!って事。
当たり前過ぎる表記なんざしたか無いんすけど、だてブロはその辺の線引き微妙(言えばキリが無い)だから読んでからガタガタ言うの無しだかんね?
昨日マトモに寝れてなくて、脚立から転落した時に打った膝近くや筋肉が痛くて、鶴と喧嘩して苛々してる。
ガタガタなのは自分みたいですな(`皿´#)
因みに実話(体験談)が中心になる。久我と長年付き合いある人達には[使い回し]もあるから『はいはい』で流して貰おうと思うw
久我はぶっちゃけ『スピリチュアル』とか『レイキ(カタカナ表記)』っていかにもな単語は好かんです。
スピリチュアルとかオカルトとか関係無く、あるがまま・そのままを受け入れてみただけなんですけどね。
やっぱり普通に説明つかない事もある訳で。それを簡単な言葉で片付けたくは無いんですよ。
どんな事でもそうだけど、相手側心理も理解しないのは[浅い]と思うよ。
…んじゃ軽く色々視る切っ掛けというか、多分一番最初の(体験)話でも語りますかね…。
▼首吊り男▼
▽幼い頃、玄関前で一人遊びをしていた時の話。
団地の一階に住んでいたのだが、玄関前に適当に腰の高さ位の植木があり、それを取り囲む形でコの字型に1Mちょいの塀(へい)がある。
視野が広がる為、遠くを見るのが楽しくて、よく友達と登って遊んでいた。
その日は久我一人で『風が気持ちいいな~』程度に思いながらアスレチック気分で登ったり塀にぶら下がってみたりして遊んでいた。
ふと、記憶が途切れる。
…気がつくと家の中に居た。
その後は深く考えないで夕御飯を平らげ、昼間の事など忘れて眠りについたが、それは後日起こった。
久我の住んでいる団地の裏側にある団地で首吊り自殺が発生したのだ。
友達の住んでいる団地で起きただけに翌日興味本位で(半分引きずられる形で)現場を観に行った。
(此処も少しおかしな記憶なのだが)狭い廊下にロープが張られ、大人達が5Mほど離れた位置から自殺者の出た玄関扉を見ている。
本当に狭い通路な上に奥にも住居がある為、ロープは玄関そのものに張られている感じだったのだが…何故か扉が内側に開いていた。
警察が一時的に出て行ってるにしても不自然な話だ。
中を覗くと飾り気の少ない殺風景な部屋だった。流石に踏み込みはしなかったが、異様な雰囲気だけは記憶にこびりついている。
思い出そうとすると、いつも部屋奥が薄赤く…ぶら下がっている男が浮かんでくる。
今も思念が残ってるのかも知れないな。
当時、友達と一緒に[見に行った]つもりでいたが実は『首吊り現場を見せる為に呼ばれた』、だったのかも知れない。
…いつの間にか友達と別れていて帰宅、親父に先程見て来た事をやや興奮気味に語っていた。
何故か表情が優れない親父を無視して日常に戻っていったが、二十歳を越えた頃に親父がぽつりと語りだした。
当時は恐くて言い出せなかったが、久我が小さい頃、裏の団地の3階で自殺があったのを覚えているか?
ある日、玄関先で遊んでいたのに急に無言で(家に)入って来て『○棟(問題の団地)で男の人が首吊って死んでるで』とか言いだして。
その後は何もなかったみたいに飯食べ出したから[気の所為]で片付けようと思った●日後に『自殺現場見てきた!』だ。
しかも前に言った事覚えてないみたいだし…。
流石にぞっとして言えなかった。黙っててごめんな。
黙っている事がいけない事だったかのように堰(せき)を切って語りだす親父。
そういえば、その頃から周囲の異変(普通じゃないモノ)に気付く様になったかも知れない。
当時は何だか別の自分が居て、それを見ているような不思議な感覚も少し感じていたな。
全てを理解したのは大人になってからだったが、その話はまた別の機会に…。
因みに首吊り男の部屋を一緒に見た子も当時の事を覚えていたから記憶違いではなさそうだった。
彼は何を伝えたかったのだろうか。
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▽軽く始めてみたものの、夜中更新嫌になったら昼間にもupするかもです。
眠いのに寝れない…(`皿´;)
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