不思議話21:リアルタイム3
【人ならざる者の干渉】
これを書きはじめたのは2:43頃。
…少し遡る事数分前、頭の中の警鐘と共に目を醒まして気が付いた事実がある。
右足首に掴まれたような感覚がある。
ヒリヒリと痛みを伴うそれは、微睡(まどろ)みの時間がただの夢では無かった事を告げる。
昨日の出来事だが、仕事で通っていた周辺が江戸時代に
廓(くるわ)だったらしい話を御近所さんから伺った。
その女達の念が残っているのかして*0年という長い間、建物が立つ事も無かったそうだ。工事に取り掛かっても頓挫(とんざ)してしまうらしい。
『何でまた急にそんな話を…。』と内心引っ掛かるものがあったが、日常に埋もれ、すぐに忘れてしまった。
仕事も終わり、帰宅途中で友人に[無駄に女(同性)にモテるorz]と本気で困って相談していた。
[何か(女)に恨まれたり祟られてないか?]と言う流れになり、思い当たる節を話していると突如…
『────ッ!!!!』
(※失念してしまったが、機械音みたいな女の声で後を引くような「わっ」だったような気がする)
…と、電話先で叫ばれたので軽く動揺する。即座にどうかしたのか尋ねるも、相手方はノイズが酷くなっただけで声は聴いてないと言う。
不可解な出来事から落ち着きを取り戻し、家の近くまで帰る。
すると、フラフラと足元の定まらない、何となく奇妙な、髪の長い気持ち悪い女の後ろ姿が見えた。
気分の良いものではなかったので、その女が見当たらなくなってから帰宅。洗濯や青葉嬢を構って床に就いた。
夢の中でゾンビ集団に襲われる。まるで2流3流の映画みたいな演出だ。
音に寄ってくる・噛まれると感染(?)・力は平凡・ダッシュは速い・簡単なバリケードである程度なら防げるetc…
雨の中、実家の連中(特に母)と必死になってバリケードを作っている時、空気を読まない(読めない)親父がこんな非常事態に限ってベラベラ喋り、外のゾンビどもに気付かれる。寸での所で何とかバリケードを完成させて安心すると、親父らの姿は無かった。設定的には夢から退座したらしい。
暫く夢の中で落ち着かない生活をする…といった所で夢から起きる事になる。
意識が少し蘇る。
頭の中を『起きろ!』と警鐘が鳴り続けている。
ヒリつく足首を塩で洗えと急かす、もう一人の自分。
具合が良くなかったので眠りたかったが、足首の痛みに起きる決意をした。
それで先程足に粗塩をかけて水で流し(清め)、玄関周辺に塩を撒いて浄めてきた。
右足首の前面を右手で後ろから掴んでいたかのような痕(あと)。
地べたに這わない無理だろう傷の角度が気味悪い。
頭の中の警鐘(サイレン)は、必ず先に何かある時にしか鳴らないもの。なので面倒臭いと眠りこけないで良かった。
此処に書かなかった事含め、全て女絡みで死者達の臭い(気配)がしたので良い気はしないな。
念の為、忘れないように取り留めの無い文だが記録として残した。
後少ししか寝れないが、休む事にする。
おやすみ。
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