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2009年09月05日

不思議話7:あかい服の女

中学の頃の話。

1年校舎はボロく、場所によっては床がギシリと軋んで沈み、不安を覚える生徒もいる。

自分は一番後ろの席。
黒板を正面に捉えると右後ろにあたる。

端っこには掃除道具の入ったロッカー、そしてそのすぐ近くの天井は天板が1枚壊れてズレていて薄暗い世界が顔を覗かせている。

「直せばいいのに…」

そんな事をぼんやり考えながら天井を眺めていたある日、ふと違和感を感じた。

誰かが、居る。
…背後に気配がする。

今は授業中、自分の後ろに誰か来たなら気付かない筈が無い。
およそこの世のもので無いモノが居るのは分かった。


クーラーも無い夏の教室は窓を全開にしても暑く、下敷きを団扇(うちわ)がわりにパタパタ扇ぐ音があちこちから響く。
そんな音に我を取り戻した時には背後の気配は消えていた…。



数日後、またあの気配がした。

今度は姿を目認する事が出来た。
20代後半、(当時で言う)赤いボディコンとでも言えば良いのか…、タイトで刺激的な服装だ(苦笑)
だが袈裟掛けに胴体が切断され、バッサリ無くなっている。

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Posted by 久我 at 23:30Comments(0)□夏冬不思議話

2009年09月01日

不思議話6:黒い人

昔から道端でよく見掛ける変な影。『影人』とでも呼ぶ事にする。

いつもボンヤリ突っ立っていて、声は発しない。ただ立っているだけ。

夜道などで普通の人と間違えた時は何となく嫌な気分になる。そんな存在だ。


ネットで出回っている『動く人影』と大きく異なるのは、[まるで意思を感じさせない]のと[絶対無音]といった所か。
上手く表現出来ないが、何にせよコイツは異様なのだ。

特に何もしないで突っ立ち続けてるだけなので、異様さを感じながらも無視して過ごす様にしていた。


…過去に一度、黒い影に驚かされた事がある。
そいつは上記の奴らとは異なるモノだと思うが、小学生だった当時は充分びっくりしたもんだ。



その日は確か暑かった。クーラーをつけても大して涼しいと思えなかった熱帯夜に、親父がビールを買ってこいと言う。
いつもなら一方的に[釣りは駄賃に貰う約束]を取り決めてヒョイヒョイ出ていくのだが、その時ばかりは違った。

脂汗って言うんだろうな。初めて変な汗をかいていた。
揚句に寒気までする。


『変な汗も出るし、なんか嫌な感じするから絶対やだ。』


そんな抵抗も虚しく親父に一喝され、結局行く羽目になった。  続きを読む


Posted by 久我 at 04:02Comments(0)□夏冬不思議話

2009年08月31日

不思議話5:鏡越しの女

不思議話4で触れた『出る女』の話です。
休憩時間に記事を作ったので書ききれなかったんですorz
有言実行で幾つか続けてupしますね。





今住んでいる所は狭いが結構気に入っている。
鶴と部屋探しの際に[苦労した甲斐あったね]とそれなりに喜んだ位だ。


ただ一つ、壁が薄いとかを除いて気になる事があった。


既に記憶は曖昧になっているが、住み始めて1年未満の出来事ではなかった様に思う。


ウチはユニットバス(風呂トイレ同室/以後:UB)なんだが、顔洗っている時や歯磨き中はドアを開けるようにしている。鏡越しに扉がうつると狭苦しく感じるからだ。

ドアを外開きに開けていると部屋の中央辺りが見える。突き当たりはキッチンだ。
誰か…と言っても人を呼べるような部屋ではないので当然我々だけしか通らないのだが、たまに知らない女が立っている事があるのに気が付いた。

いつもみたいにUBを開放して歯磨きしていたら、部屋の中央に人の気配がしたから鏡越しに後ろを見てみたんだ。
鶴がUBを使いたいのかも知れないからね。
所がそこに立っているのは見た事無い女。『あれ?』となった。
隣の部屋の鶴に確認の為、呼び掛ける。  続きを読む


Posted by 久我 at 00:09Comments(2)□夏冬不思議話

2009年08月30日

不思議話4:お部屋探し

現在住んでる所に決めるまで、あちこち部屋探ししたものです。

久我は防犯に関しての知識があるので、鶴とあーだこーだ言いながら良い所は無いかと躍起になってました。

…現住所から歩いて行ける狭い部屋。ロフト付きだったんだけど…何となく長居してはいけないような直感が働いて、すぐさま部屋を後にした所があります。


今の住所に落ち着き、少ししてからの事。何となく以前に候補にあがっていた部屋をチラ見するか?という流れになり、夜の散歩がてらにロフトの部屋を(外側から)見に行きました。


暗かったけど、まだ借り手はいない。「な~んだ…」と言いつつ何となく丸見えの部屋(内部)を再び見てみると…なんか朱い2つの小さな光がある。………猫の目にしても変だ。

…え?撮っとくか!?

そんな流れで携帯激写。朱い光は確かにうっすら写っていました。

携帯の反射や室内の何かのスイッチとかではなさそうです。何せ床から20~30cmの辺りをゆっくり移動してましたから。
常に光りが2つ見えてたから、ずっとコチラを向いたままの移動という事になる。

なんだコレ?

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Posted by 久我 at 15:56Comments(2)□夏冬不思議話

2009年08月24日

不思議話3:相馬

たった今さっきの話。馬見た所為かと思ったが、記憶が急速で消えていくので忘れない内にどんどん書こうと思う。



福島県相馬(そうま)絡みの夢を見た。
沢山の馬達で駆けて行く。野馬追い祭みたいなものを観た所為か。

とにかく沢山の馬達が駆け巡る。戦場(いくさば)みたいな雰囲気の、空が重い世界を『見せられた』。
(↑何故かそういう認識)

相馬節が聞こえる。
茂庭っ湖で出会った『茂庭の恋おろち』の話で聞いた事がある。逃げて来た人達が昔を懐かしんで唄った謡(うた)だったかな。酷く懐かしさを覚えた。

ふと気がついた。

馬達には人が乗って無い。
しかしプログラミングされたかの様に走り続ける馬達。
夢の画面左側にいつの間にか白い女が立っていた。

コイツは何か知っている・寧ろこの夢を見せてるのはコイツだ。

訳も無く、そんな確信を持って夢を観ている(←夢だと認識している)と、何やら歴史について語りだした。

これから必要になる。何やら大切かつ大きな事を頼まれた気がする。  続きを読む


Posted by 久我 at 01:04Comments(2)□夏冬不思議話

2009年08月22日

不思議話2:禿[かむろ]

何年か前の事。
珍しく亀有で飲んで帰る時の話である。

前後は忘れてしまったが、ぶらぶらと帰り道を歩いていて不意に気が付いた。
鶴の携帯が録音モードになっている。

随分と長い間気付かずにいた所為か、1時間位は入っているみたいだ。

何気なく再生してみると、飲みに向かう時であろう雑談が微かに聞こえる。


砂利を踏みしだく音、踏切のカンカンカン…、恐らく久我達と思われる小さな声、微かに何かを繰り返す女の子の声…。


酔いが一気に醒めた。

鶴は携帯をバッグの中に入れていた。砂利の音が間近に聞こえる事もおかしいが、そもそもそんな砂利道など無い。
踏切だってそうだ。通って来た道は踏切など無い。類似した音源がある筈も無く、入る訳が無い音が確かに録音されている。

なにより薄気味悪いのが女の子の声。
鶴にはよく聞こえなかったみたいだが、確かに『お母さんになって…』と繰り返している。

久我が何を言っているのかに気付いた瞬間、その声は『邪魔するな』と低い声(意思)を発した。

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Posted by 久我 at 02:42Comments(0)□夏冬不思議話

2009年08月10日

不思議話1:首吊り男

怪談話と表記しようか迷ったが、自分からすれば怖くもない話ばかりなので『不思議話』とする事にしました。

中には儀式的な事や、一般的にタブー視されている話もあるかも知れません。
心して欲しいのは『自己責任』で見るように!って事。
当たり前過ぎる表記なんざしたか無いんすけど、だてブロはその辺の線引き微妙(言えばキリが無い)だから読んでからガタガタ言うの無しだかんね?


昨日マトモに寝れてなくて、脚立から転落した時に打った膝近くや筋肉が痛くて、鶴と喧嘩して苛々してる。
ガタガタなのは自分みたいですな(`皿´#)


因みに実話(体験談)が中心になる。久我と長年付き合いある人達には[使い回し]もあるから『はいはい』で流して貰おうと思うw

久我はぶっちゃけ『スピリチュアル』とか『レイキ(カタカナ表記)』っていかにもな単語は好かんです。
スピリチュアルとかオカルトとか関係無く、あるがまま・そのままを受け入れてみただけなんですけどね。
やっぱり普通に説明つかない事もある訳で。それを簡単な言葉で片付けたくは無いんですよ。
どんな事でもそうだけど、相手側心理も理解しないのは[浅い]と思うよ。


…んじゃ軽く色々視る切っ掛けというか、多分一番最初の(体験)話でも語りますかね…。








▼首吊り男▼
▽幼い頃、玄関前で一人遊びをしていた時の話。

団地の一階に住んでいたのだが、玄関前に適当に腰の高さ位の植木があり、それを取り囲む形でコの字型に1Mちょいの塀(へい)がある。
視野が広がる為、遠くを見るのが楽しくて、よく友達と登って遊んでいた。

その日は久我一人で『風が気持ちいいな~』程度に思いながらアスレチック気分で登ったり塀にぶら下がってみたりして遊んでいた。


ふと、記憶が途切れる。


…気がつくと家の中に居た。
その後は深く考えないで夕御飯を平らげ、昼間の事など忘れて眠りについたが、それは後日起こった。


久我の住んでいる団地の裏側にある団地で首吊り自殺が発生したのだ。


友達の住んでいる団地で起きただけに翌日興味本位で(半分引きずられる形で)現場を観に行った。

(此処も少しおかしな記憶なのだが)狭い廊下にロープが張られ、大人達が5Mほど離れた位置から自殺者の出た玄関扉を見ている。  続きを読む
タグ :不思議話


Posted by 久我 at 03:27Comments(0)□夏冬不思議話